佐々並味処はやし屋【萩・長門/和食/郷土料理】

栄華の時代を生きた宿場が守る、地元の味わい

約２年前に国の重要伝統的建造物保存地区に指定された佐々並。赤瓦が軒を連ね、田舎らしいゆるりとした雰囲気のある町並です。かつては萩往還の中間地点として大いに栄え、宿場町として親しまれてきました。そこに江戸時代から今なお残る、唯一の老舗宿がはやし屋です。隣接する味処で味わえるのは、1800年から続く豆腐屋で手作りされる「ささなみ豆腐」を使った、４種のとうふ料理コース。８代目の女将と大女将が丹誠込めて手がける品々は、冷奴・田楽・茶巾揚げ・煮豆腐・豆腐ステーキ・生湯葉など多彩な顔ぶれで、豆腐の新たな表情をたっぷり堪能できます。どれも予約制なのは、しっかりと手間ひまをかけるゆえ。優しい味わいのおもてなし料理で、ここでしか感じられない歴史に想いを馳せて。